背景画練習1

  どうもこんにちは葱葵です。今までのブログの書き方が変だったみたいなのでちょっとそれっぽく書いてみます。

 早速本題ですが今回は背景というか風景をメインで描いてみました!

 モチーフはヘンゼルとグレーテルで神秘的な感じを意識して描いたんですが、まあどんな絵を描いたかなんてことは置いといてですね、今回描いて思ったことをつらつらと。

 まず背景画ですとキャラ絵と違って基本的に線画をつけない(あくまで自分としてはですが)ので、よりものとものの境界線の部分の色遣いを意識しました。線画っていうのは色の変わる部分をわかりやすくデフォルメしているものだということ頭に入れながら、線画がなくても、もののシルエットが分かるように色を入れましたね。
 
 建物なんかの人工物が近くにあったりすると、そこには線画を入れ、色もはっきりと入るのですが、今回はほぼ自然のものですので、ぼかしを使ったりして柔らかさを出すようにしました。木なんかは特にそうしたんですが、円柱とはいえ表面が滑らかというわけではないので、完全にぼかしてしまうと逆に安っぽかったり人工物っぽくなってしまうので、ところどころはっきり目に影や色を入れるというのが本当に難しいです。ほんとに。大まかに影を付けたら、粗目の消しゴムで削りつつ表面の凹凸を意識して影と光を入れていくのがよさそうです。あとは木の皮のひび割れなんかを入れて、皮の表面は光で白っぽく、その下のひび割れは青黒っぽくはっきりと差をつけるとそれっぽくなると思います。

 今回やって思ったのは、背景画って下色を塗ったら、ほとんどその上から光か影をつけるので、ほぼ光の部分か影の部分しかないんですよね。どのパーツも光が当たって、その反対側は影か反射光というかたちになっていて、だんだん明るい部分から暗い部分になるなんてことはなくて、明るいか、暗いかの2択で描くのが大事なんだと思いました。これに気づけただけでも次からの絵を描くときに意識することがかなり変わりますし、自分の中では大きな成果ですね。

 とまあ、今回はこんな感じで終わるんですが、ついでに背景画を描くうえで参考にしてる人を紹介したいと思います。もちろん、いろんな背景絵師さんのを参考にしているので、とりあえず今回はその中の一人を。
 ということで紹介するのは「mocha」先生です。このブログの最後にTwitterのリンクも載せておきます。
 mocha先生はよく廃墟をモチーフにした幻想的な絵を描いていて、その自然の中に埋もれる人工物というバランスとその表現が素晴らしいんですよね。個展やサイン会も時々開催していて、ちょくちょく行かせてもらってます。廃墟って実際は、あんまり草が生えたり、木やコケなどの自然に埋もれていくということはないんですけど、現実ではあまりないことだけど、mocha先生の絵を見てるとこれが廃墟だ!って思ってしまうんですよね。違和感のない人工物と自然物のバランスや色のなじませ方は憧れますね。廃墟以外のどの絵も植物、人、人工物が素晴らしく、本当に世界のワンシーンを切り取ったかのようで魅力的です。
 
 ほかにも語っているときりがないので今回はこのへんで終わりたいと思います。Twitterで実際に見てみてください。



 



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